蜂窩織炎とは
右下腿部に発症した蜂窩織炎
原因菌により皮下の真皮深層から皮下組織・筋膜という深い部分で引き起こされる急性化膿性炎症です。
身体のどの部分にも発生しますが、特に足でみられることが多いです。
症状
患部の皮膚にまだら状の赤み、腫れ、熱感が出現し、急速に広がります。
感染による全身症状として、発熱や悪寒、倦怠感などを伴うこともあり、放置して重症化すると敗血症へと進行し胃の日に関わります。
早期にきちんとした対応を行うことが大切です。
原因
ひっかき傷、やけど、手術痕、水虫などの小さな傷から体内に侵入した細菌が皮下組織にまで到達し炎症を引き起こすことがあります。
犬や猫などの動物に咬まれても、蜂窩織炎となることがあるので注意が必要です。
免疫低下している方、糖尿病、皮膚の弱い方、リンパの流れが悪くなっている方は発症しやすい傾向があります。
時には、皮膚表面に明らかな傷がなくても原因菌が毛穴から侵入して発症することがあるので、傷がなくても発赤腫脹があれば注意が必要です。
蜂窩織炎の治療
蜂窩織炎を起こしてしまうと、自然にはなかなか治りません。
主な原因菌は黄色ブドウ球菌と化膿レンサ球菌であるため、これらの菌に有効な抗菌薬を約1~2週間程度投与します。
症状が軽い場合は飲み薬で治療できますが、炎症が急速に広がっていたり、高熱が出ていたりする場合は、点滴を1日1回~2回行います。
血管内に直接抗菌薬を投与することで素早く効果を発揮することが期待されるためです。
また、患部の管理として、濡れた冷たいタオルなどでしっかり冷却し、患部を高い位置固定(足の場合は下肢挙上)することで腫れの引きが早くなります。
患部を動かすと炎症が悪化することがあるので、なるべく安静にすること大切です。
